膜屋根をレールに差し込むだけでテントを覆うことができる「レール式フレーム」を採用

大型テント構造物や土木・物流資材などを手がける太陽工業は、日本赤十字看護大学附属災害救護研究所(日赤災害救護研)と共同開発した次世代型テント「GREEN FLEX(グリーンフレックス)」を販売する。従来の大型テントと比較して半数以下の人員で設営できる構造を備えながら、テント内の温度変化を抑制し、快適な居住環境の確保にも対応するもの。国、自治体、消防、自衛隊、医療機関などによる活用を想定する。

同製品は、多くの災害地・紛争地で人道支援活動を行ってきた日本赤十字社の知見を有する日赤災害救護研からの要請を受けて共同開発したもの。膜屋根をレールに差し込むだけでテントを覆うことができる「レール式フレーム」を採用し、フレームには部材の間違いを減らす色ラベルと簡単接続のスライドロック方式を用いることで、誰でも容易に組み立てられるようになっている。設営に工具は不要で、6人・約30分で完了するという。

同製品は、幅6メートルで医療拠点としても機能する広さを有する。奥行きは2メートル単位でフレキシブルに伸ばせる。SPACECOOL社が開発した放射冷却性能のある光学フィルムを使用した膜材「REI KEEP」(カンボウプラス社製)を使用することで、外気の影響を受けにくい室内環境を確保する。高温環境下でもテント内の温度上昇を抑え、避難生活や医療活動での快適性向上に寄与する。

さらに、用途や気候に応じて保温性能の高い膜材に交換することで寒冷地にも対応可能。将来的には、膜屋根への搭載を想定した太陽光発電モジュールの活用により、外部電源に依存しない冷却装置の稼働も視野に入れる。検証段階として太陽光発電モジュールをテント上に設置する実証試験を実施しており、今後は膜材と一体化した形での実装に向けた技術開発を進めていく。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部