西村康稔経済産業相は23日の閣議後記者会見で、27日に米ミシガン州デトロイトで開催される日米など14カ国が参加する経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚級会合に参加すると発表した。交渉を進める4分野のうち、サプライチェーン(供給網)分野での合意を目指す考えを示した。
 IPEFは、過度な中国依存からの脱却を目的に「供給網」「貿易」などの4分野での共通ルールづくりを目指している。西村氏は、供給網強化が最も重要なテーマだとした上で、「一定の合意がなされるよう議論を主導していきたい」と強調した。
 西村氏は24日から米国に出張。25日にデトロイトで開幕する米中ロなど21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合にも出席する。 

(ニュース提供元:時事通信社)