【ジャカルタ時事】インドネシアのスラウェシ島沖で5日、同国海軍主催の定期合同演習が始まった。災害対応や人道支援など「非戦闘」任務を主とする演習で、南シナ海や台湾などを巡り緊張が高まる米中両国のほか、ロシアなど計36カ国が参加した。
 米中関係は、中国の偵察気球が1~2月に米本土へ飛来したことで一段と悪化した。今月3日には、台湾海峡を通過中の米軍艦に中国軍艦艇が急接近する事案が発生。4日までシンガポールで行われていたアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)でも、国防相会談が見送られた。 

(ニュース提供元:時事通信社)