新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は7日までに、全世代を対象に実施する追加接種を9月20日から開始する方針を決めた。国内で流行の主流となっているオミクロン株派生型「XBB」系統に対応した「1価ワクチン」を使用する。同省が今月4日付で都道府県などに通知した。
 XBB対応のワクチンについて、米ファイザー社は生後6カ月以上、米モデルナ社は6歳以上を対象にそれぞれ厚労省に承認申請している。追加接種の開始には同省専門部会の薬事承認が必要となる。
 重症化リスクの高い65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人などを対象に、現在行われている「2価ワクチン」の追加接種は、9月19日で終了する。 

(ニュース提供元:時事通信社)