【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は7日、米国と欧州連合(EU)が、中国を念頭に、過剰生産された安価な鉄鋼に対する新たな関税の導入を協議していると報じた。税率などを詰め、10月にも合意する見通しという。
 新たな関税は、鉄鋼生産の脱炭素化を後押しする国際的な枠組みづくりの一環。ただブルームバーグは、二酸化炭素(CO2)排出量の多い鉄鋼の輸入制限を含む枠組み全体をどうするかについては協議が難航しており、年内の妥結は難しいと伝えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)