新潟県の花角英世知事は13日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を議論する前提として、福島第1原発事故について同県が独自に実施した三つの検証委員会の報告書を取りまとめ、公表した。
 花角知事は「三つの報告書を整理し、矛盾はなかった。柏崎刈羽原発の再稼働について議論を進めていくことになる。報告書は重要な内容として生かしていきたい」と述べた。
 3委員会による「三つの検証」は(1)事故原因(2)健康と生活に与えた影響(3)安全な避難方法―についてそれぞれ報告書をまとめ、四つの事故調査委員会の報告書などを踏まえて事故原因や住民避難の課題を分析した。 

(ニュース提供元:時事通信社)