【バンコク時事】ミャンマー北部カチン州の避難民キャンプで9日夜、国軍によるとみられる砲撃があり、子供13人を含む少なくとも民間人32人が死亡した。地元の独立系メディアが10日伝えた。
 同メディアによると、避難民キャンプの近くには国軍に抵抗する少数民族武装勢力「カチン独立軍」(KIA)の拠点があった。一方、国軍の報道官は「KIAの武器庫が爆発した可能性がある。詳しくは調査中だ」と述べた。
 キャンプには、国軍とKIAなどの武力衝突から逃れた民間人が生活。同メディアはSNSに、土にまみれてぐったりとした様子で抱えられた子供の写真などを投稿した。 
〔写真説明〕9日、ミャンマー国軍によるとみられる砲撃を受けた北部カチン州の避難民キャンプ(同国の独立系メディアKhit Thit Mediaのフェイスブックより・時事)

(ニュース提供元:時事通信社)