トヨタ自動車は20日、取引先部品メーカーの中央発条で発生した火災の影響で一部車両生産が停止している問題で、週明け23日も6工場8生産ラインで稼働を止めると明らかにした。24日以降の稼働については23日午後に判断する。中央発条は国内外で部品の代替生産を急いでいる。
 中央発条は20日、火災が発生した工場について、生産設備の復旧が完了したため21日から生産を再開し、来週から順次供給を開始すると発表した。
 中央発条の藤岡工場(愛知県豊田市)の火災は16日に発生。ばね部品の供給が滞り、同日夕にトヨタグループの3工場が稼働を停止し、20日までに東日本の2工場など8工場13ラインに拡大した。「カローラ」や「プリウス」などの主力車種にも影響が出ている。23日は東日本の2工場などの稼働は再開する。 
〔写真説明〕トヨタ自動車のロゴマーク(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)