鹿児島県警は18日、刑事事件の当事者の個人情報が記載された内部文書が流出した可能性が高いと発表した。計100件超の事件捜査に関する文書が流出し、約300人以上の情報が漏れた恐れがあるという。
 県警は50人態勢の調査チームを立ち上げ、流出経路を調査。個人情報保護法に基づき、情報が漏えいした本人への通知と謝罪を進める。
 流出したとみられるのは、告訴・告発事件の当事者の氏名や生年月日などが記載された文書。
 野川明輝県警本部長は記者会見し、「深くおわびを申し上げる。事案の解明を進め、個人情報の流出の恐れのある方にできる限り速やかに通知を行う」と話した。 
〔写真説明〕鹿児島県警本部=鹿児島市

(ニュース提供元:時事通信社)