【ワシントン時事】バイデン米政権は20日、米半導体大手インテルに85億ドル(約1兆2800億円)の補助金を交付すると発表した。最先端半導体の開発、製造能力の増強を支援する。戦略物資である半導体の国内生産拡大を促し、経済安全保障を強化。サプライチェーン(供給網)の中国依存脱却を目指す。
 半導体補助金法に基づく措置で、今回は4件目。金額は過去最大となった。上限110億ドルの融資や税制優遇も受ける見通しだ。レモンド米商務長官は記者団に「先端半導体の開発から量産まで、主な生産過程をすべて強化する」と語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)