東北と東・西日本では20日、低気圧が北陸から関東沖へ進んだ影響で雨が降り、風が吹き荒れた。低気圧は関東沖から東方へ遠ざかるものの、急速に発達する見込み。気象庁は東北と東日本では21日にかけても暴風や高波に警戒するよう呼び掛けた。
 東・西日本の上空には強い寒気が入り、大気の状態が不安定になるため、突風や落雷、急な強い雨、ひょうにも注意が必要。北陸と関東甲信、中国地方の山沿いは大雪の恐れがある。
 20日は強風により各地で航空便の欠航や遅れ、鉄道の運転見合わせや遅れが生じた。最大瞬間風速は島根県吉賀町で午前11時50分ごろに27.5メートル、福井県小浜市で午後1時20分すぎに27.0メートルを観測。これらの地点を含め、西日本を中心に3月の観測史上最大記録を更新する所が相次いだ。
 21日午後6時までの24時間予想降雪量は山沿いの多い所で、北陸70センチ、関東甲信50センチ、中国15センチ。 

(ニュース提供元:時事通信社)