【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)からイスラエルに向かっていた旅客機が緊急着陸した事件で、イスラエル紙ハーレツは3日、同国政府当局が旅客機の乗員名簿を事前に受け取っていたと報じた。機長を襲った副操縦士の男はイスラエルと国交のないオマーン国籍のため、本来は乗務できないはずだった。当局のチェックが機能しなかった可能性がある。
 ハーレツが治安当局筋の話として伝えたところによると、イスラエル発着便は離陸48時間前までに乗客・乗員名簿を提出するよう義務付けられており、対外情報機関モサドなどが内容を精査する。名簿には国籍も記載される。航空専門家はハーレツに対し、「(政府は)過激思想を持つ人物の入国を防ぐため、乗員の身元を確認しなければならない」と指摘し、対応に問題があったとの見方を示した。 
〔写真説明〕サウジアラビアのタブークから乗客を乗せてイスラエルの空港に到着したフライドバイ機=9月30日、テルアビブ近郊(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)