気象庁は20日、防災科学技術研究所が四国・九州沖に整備した「南海トラフ海底地震津波観測網(N―net)」のうち、沿岸側のシステムについて、津波情報などへの活用を始めた。津波検知がこれまでより最大約10分早くなる。今後は緊急地震速報に使う準備を進める。
 N―netは沿岸側と沖合側のシステムに分かれる。沖合側は先に整備が完了し、昨年11月21日から津波情報などに活用され、検知が最大約20分早くなった。今年10月15日からは緊急地震速報にも活用されている。 

(ニュース提供元:時事通信社)