石川県能登地方の最大震度6強の地震では、地上の揺れとは別に、高層ビルの上層階などが大きくゆっくり揺れる「長周期地震動」も発表された。気象庁は地震発生直後、能登地方では4段階で最も大きい「階級4」と予測し、緊急地震速報を出す際に初めて活用した。
 長周期地震動の予測階級や観測階級は、対象地域にビルなどの高層建造物が存在した場合を想定し、地震波から計算して発表される。今回は石川県珠洲市で予測より小さい「階級3」となった。階級3は人が立っているのが困難となり、固定していない家具が動くことがある。 

(ニュース提供元:時事通信社)