気象庁は1日、中国地方では2日午前から午後、四国では2日午前から夜にかけて、発達した雨雲が連なって大雨を降らせる「線状降水帯」が発生する可能性があると発表した。災害の危険度が急激に高まる恐れがあり、土砂崩れや河川の氾濫、低地の浸水に警戒するよう呼び掛けている。線状降水帯を半日前から予測して発表するのは今年初めて。
 2日から3日は梅雨前線が東・西日本に停滞し、前線に向かって台風2号からの暖かく湿った空気が流れ込むため、活動が活発化して大雨になる所がある見込み。
 3日午前0時までの24時間予想雨量は多い所で、四国350ミリ、東海と近畿300ミリ、関東甲信250ミリ、中国200ミリ、北陸と九州北部・南部180ミリ、伊豆諸島150ミリ。
 その後、4日午前0時までの同雨量は、伊豆諸島100~200ミリ、関東甲信100~150ミリ、東海と近畿50~100ミリ。 
〔写真説明〕気象庁

(ニュース提供元:時事通信社)