北陸や東海、近畿、山陰では13日、梅雨前線の影響で断続的に大雨になる所があった。朝は鳥取市で1時間雨量約90ミリ、午後は富山県魚津市付近で同約110ミリとの記録的短時間大雨情報が出された。気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。
 石川、富山両県では12日夜に発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生。石川県かほく市で1時間雨量85.5ミリの猛烈な雨が降り、この地点の観測史上最多記録となった。
 北海道でも13日午後に大気の状態が不安定になり、美幌町で観測史上最多の同93ミリを観測した。
 山陰沖から関東に延びていた梅雨前線は、西側では日本海へ北上するが、東側は東北地方に停滞する見込み。北陸は14日にかけて、東北は15~16日ごろに大雨になる所がある。東日本は14日まで突風や落雷、ひょうに注意が必要という。
 14日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、北陸150ミリ、関東甲信100ミリ、近畿と中国、九州北部50ミリ。その後、15日午後6時までの同雨量は東北100~200ミリ、北陸50~100ミリ。16日午後6時までの同雨量は東北100~150ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)