【ドバイ・ロイター時事】過激派組織「イスラム国」(IS)は3日、昨年11月に指導者となったアブフセイン・フセイニ容疑者が死亡したと確認した。ISの報道担当者が通信アプリ「テレグラム」で発表した。後継者には「アブハフス・ハシミ」という人物が指名されたと明らかにしたが、詳細は明かしていない。
 トルコのエルドアン大統領は4月、シリアでのトルコ情報機関の作戦でフセイニ容疑者を殺害したと発表していた。ISが公式に同容疑者の死亡を認めたのは初めて。
 IS報道官はフセイニ容疑者について、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「ハヤト・タハリール・シャム」(HTS)との銃撃戦の末、死亡したと説明。その上で、HTSがトルコ情報機関の手先として活動していると非難した。 

(ニュース提供元:時事通信社)