日本列島は5日、東北から九州にかけて高気圧に覆われて晴れ、気温が大幅に上がる所が多かった。気象庁によると、午後2時に福島県伊達市(梁川観測点)で40.0度を観測し、今年全国で初めて40度以上となった。福井県坂井市は39.5度、兵庫県豊岡市は39.4度、京都府舞鶴市は39.0度となり、これら4カ所とも地点ごとの最高記録を更新した。
 福島市の福島地方気象台は39.1度で、1942年に観測した最高記録に並んだ。午後9時までに30度以上の真夏日になった所は、全国観測点の約75%を占める695地点。このうち35度以上の猛暑日の所は274地点となった。梁川観測点は4日連続の猛暑日で、前日も最高気温が38.1度と高かった。
 日本の全国統計史上最高気温は、2018年に埼玉県熊谷市、20年に浜松市でそれぞれ観測した41.1度。全国で40度以上を観測した年は18年以降、6年連続となった。
 6日も猛暑日の所が多いと予想され、気象庁は外出を控え、冷房を使うなどして熱中症を防ぐよう呼び掛けている。 
〔写真説明〕日傘をさして歩く人たち=5日午後、東京都中央区

(ニュース提供元:時事通信社)