【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の幹部が、治安部隊の一部として数千人の自爆要員を組織していると発言した。地元メディアが伝えた。タリバンは反政府勢力だった時と同様、統治する側に回った現在でも自爆を有効な攻撃手段と見なしていると言えそうだ。
 暫定政権のデラワル鉱業・石油相は19日に首都カブールで行われた独立記念日の演説で、「われわれは数千の自爆要員を含む40万人の治安部隊とイスラム戦士を抱えている」と発言。自爆志願者は「若く、殉教を望んでいる」とし、「敵が恐れるような軍隊をつくらなければならない」とも語ったという。 

(ニュース提供元:時事通信社)