【ニューヨーク時事】カナダ東部ケベック州で5~7月にかけ、地球温暖化により山火事が19世紀後半と比べて少なくとも2倍燃え広がりやすくなっていたとする緊急の分析結果を国際研究グループが22日、発表した。例年より雪解けが早く森林が乾燥していたことが、落雷などで発生した火の拡大につながったとみられる。
 研究グループのケベック大のフィリップ・ガション教授は「森林が雪に覆われているか、雪解けの水で湿っていれば発火や延焼の可能性は低いが、今年は気温が高く5月に急速に雪が消えてしまった」と説明した。 

(ニュース提供元:時事通信社)