厚生労働省の専門部会は8日、公費で無料となる新型コロナウイルスワクチンの「臨時接種」を今年度末で終了する方針を了承した。来年度からは重症化リスクの高い65歳以上の高齢者らを対象とし、秋から冬にかけて年1回の接種とすることも視野に議論を続ける。
 新型コロナワクチンは、まん延予防のため緊急に行う予防接種法上の臨時接種に位置付けられ、来年3月まで公費負担となっている。
 同省は来年度以降の対応について、65歳以上の高齢者らは自己負担が生じる可能性がある「定期接種」、65歳未満は全額自己負担の「任意接種」への移行を検討しており、専門部会で議論する。 

(ニュース提供元:時事通信社)