厚生労働省は15日、全国約5000の定点医療機関から9月4~10日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者が、計9万9744人だったと発表した。医療機関1カ所当たりの平均は20.19人で、前週(20.50人)の0.98倍。感染者の減少は4週ぶりだった。
 国立感染症研究所によると、民間検査機関によってゲノム解析された検体のうち、18日の週にはオミクロン株派生型「XBB」系統から派生した「EG.5.1」が63%を占めると推計。同研究所は「XBB系統と比べ免疫をすり抜ける可能性が高くなることが示唆されているが、重症度や感染性上昇に関する知見はない」としている。 

(ニュース提供元:時事通信社)