ロシアが支配するウクライナ南部クリミア半島の軍港都市セバストポリの黒海艦隊司令部に22日、ミサイル攻撃があった。親ロシア派のラズボジャエフ市長が明らかにした。司令部から黒煙が上がったが、死傷者はいないとしている。
 ロシアの侵攻を受けるウクライナは最近、東・南部の占領地での反転攻勢と並行し、ロシアが2014年に一方的に「併合」したクリミア半島の軍事施設をミサイルやドローンで頻繁に攻撃している。
 今月13日にはセバストポリの造船所にミサイル10発が飛来し、補修中の2隻が損傷を受けた。この際、英国が供与した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」が使われたと伝えられている。 
〔写真説明〕ロシア軍黒海艦隊司令部=2022年7月、ウクライナ南部クリミア半島セバストポリ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)