【ニューヨーク時事】ウクライナ侵攻を続けるロシアのラブロフ外相は23日、ウクライナが提唱するロシア軍撤退を柱とする10項目の和平計画「平和の公式」について「完全に実現不可能だ」と述べ、受け入れを拒否した。国連総会が開かれているニューヨークでの記者会見で語った。
 ラブロフ氏は「(和平計画は)非現実的だと誰もが分かっているにもかかわらず(ウクライナや西側諸国は)交渉の唯一の土台だと言っている」と非難した。その上で、ウクライナがこの姿勢を変えない限り、戦闘は続くと主張した。
 北朝鮮に関しては、来月平壌を訪問し、関係強化に向けた交渉に臨むと表明。今月13日のプーチン大統領と金正恩朝鮮労働党総書記の首脳会談で、正恩氏がプーチン氏の訪朝を要請しており、調整を進め、武器取引など「軍事協定」についても協議する可能性がある。 

(ニュース提供元:時事通信社)