アルメニア政府によると、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフから本土へのアルメニア系避難民が30日、10万人に達した。現地の住民は約12万人とされ、アルメニアのパシニャン首相は先に「近くアルメニア系はいなくなる」という見通しを示している。
 一方、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は自国の元ナゴルノカラバフ住民について、29日時点で「既に2300人が帰郷し、年末までに5500人に達する」と説明した。長年の民族対立に拍車が掛かりかねない状況だ。 

(ニュース提供元:時事通信社)