【ニューデリー時事】アフガニスタン西部を7日に襲った地震で、被災者の生存率が急激に下がる目安とされる発生から72時間が10日に迫り、救助隊や住民らは懸命の捜索を続けた。イスラム主義組織タリバン暫定政権の幹部も現地入りし、被災者支援に全力を挙げる姿勢をアピールした。
 ロイター通信によると、これまでに確認された死者は2400人超。ただ、倒壊した建物の下敷きになったままの人がいるとみられ、犠牲者は増える恐れがある。9日、首都カブールで記者会見した災害管理当局の広報官は、西部ヘラート州で家屋1980軒が「完全に倒壊した」と述べた。
 また、35の救助隊が現地で活動中とし、「がれきの下にいる人々を救い出そうとしている」と語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)