【ソウル時事】英王立防衛安全保障研究所(RUSI)は16日、衛星写真の分析を基に、ロシア籍の船舶2隻が8月中旬以降、北朝鮮との間を少なくとも5回往復していたと明らかにした。米政府は最近、北朝鮮の武器が9月にロシアに運ばれたと発表していたが、これより早く供給が始まっていた可能性がある。
 同研究所によると、ロシア籍の船舶2隻は8月中旬~10月14日にかけ、ロシア極東・ドゥナイと北朝鮮北東部・羅津の間を少なくとも計5回往復した。2隻は数百個のコンテナを運搬。北朝鮮製の武器が入っていたとみられ、船舶自動識別装置(AIS)を切り、運航の事実が明るみに出ないようにしていた。 

(ニュース提供元:時事通信社)