【ベルリン時事】ウクライナ北東部ハリコフ市近郊で21日夜、郵便会社の配送施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、6人が死亡、16人が負傷した。ウクライナ軍参謀本部が発表した。
 地元メディアによると、軍当局はロシア西部ベルゴロドから発射された地対空ミサイル「S300」が着弾したとの見方を示している。ハリコフ州のシネグボフ知事は、SNSで「ただの民間施設だ。ロシアがまた市民へのテロに及んだ」と非難した。
 ウクライナ南部ヘルソン州では、ロシアが占領するドニエプル川東岸に対し、ウクライナ軍が上陸作戦を進めている。米シンクタンク戦争研究所によると、同軍は17~18日にかけ、これまでより大規模な作戦を展開。ヘルソン市の東方数十キロ一帯で、東岸の一部に陣地を確保し、ロシア軍と交戦しているもようだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)