【ニューヨーク時事】米メタ(旧フェイスブック)とIBMは5日、人工知能(AI)の研究や開発を進めるため、50を超える企業や学術機関で構成する業界団体「AIアライアンス」を設立したと発表した。日本からもソニーグループや東京大学、慶応大学が参加。それぞれが持つ知見を無償で共有しながら、AIの技術革新や安全性の向上を目指す。
 文章や画像を自動で作る生成AIでは、「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIや、同社と提携しているマイクロソフトが先行するが、両社は新たな業界団体には加わっていない。参加した各社もAI関連の製品を展開しているが、両社ほどの注目を集められておらず、団体設立には両社に対抗していく狙いもありそうだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)