【ドバイ時事】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)は13日、会期を延長して詰めの交渉に入った。各国に提示された成果文書案では、焦点となっている石炭や石油などの化石燃料について、2030年までを念頭に「公正で秩序ある方法で、脱却に向けた行動を加速させる」との文言を盛り込んだ。
 COP28では、産業革命前からの世界の気温上昇を1.5度以内に抑える目標の達成に向けて、世界全体の温室効果ガスの排出削減の進み具合を点検する「グローバルストックテイク」を初めて実施。各国の現在の取り組みでは目標達成がほぼ不可能なため、温室ガスを大量排出する化石燃料の使用削減・廃止が主要議題となっている。 

(ニュース提供元:時事通信社)