国土交通省は5日、日本航空と海上保安庁の航空機の衝突炎上事故が起きた羽田空港C滑走路について、8日にも運用再開が可能になるとの見通しを示した。ただ、滑走路上の一部設備に修理が必要で、完全復旧までは1カ月程度かかるという。
 事故後、C滑走路は閉鎖され、国内線を中心に連日多数の欠航が生じていた。斉藤鉄夫国交相は「再開に向け全力で取り組む」と話した。
 日本航空は5日、滑走路上で炎上した日航機の撤去作業を開始。回収した機体は羽田空港内の日航の施設に運ぶ予定。海保は海保機の撤去を終えた。 
〔写真説明〕撤去作業が進む、炎上した日航機=5日午後、東京・羽田空港

(ニュース提供元:時事通信社)