石川県は18日、午後2時時点で確認された能登半島地震の死者は232人、連絡が取れない安否不明者は21人と発表した。うち災害関連死は14人で、いずれも前日と変わらなかった。孤立集落は解消が進み、5地区26人に減った。
 自治体が開設した避難所にはなお1万5000人余りが身を寄せている。旅館やホテルなどの2次避難所に移った人は前日より約300人増えて約1800人だった。
 停電は輪島市と珠洲市を中心に約7500戸、断水は8市町の約5万戸で続いている。特に輪島、珠洲、穴水、能登、七尾、志賀の6市町は断水がほぼ全域に及ぶが、一部で通水試験などが始まった。判明した住宅被害は全壊や半壊を含めて約2万8900棟に上ったが、被害が大きかった輪島市と珠洲市ではいまだ全容がつかめていない。
 死者の内訳は珠洲市99人(うち災害関連死6人)、輪島市98人(同3人)、穴水町20人、能登町7人(同5人)、七尾市5人など。安否不明者は輪島市17人、珠洲市4人。 

(ニュース提供元:時事通信社)