石川県は19日、能登半島地震で連絡が取れない安否不明者は午後2時時点で前日から1人増え、22人になったと発表した。死者は232人で変わらなかった。
 自治体が開設した避難所にはなお約1万4000人が身を寄せている。旅館やホテルなどの2次避難所に移った人は前日より約200人増え、約2000人となった。
 輪島市と珠洲市に残る孤立集落は前日と変わらず5地区26人。避難の呼び掛けに応じた住民は数日中に移送が完了する見込みで、県は「実質的に解消した」としている。停電は輪島市と珠洲市を中心に約7500戸、断水は8市町の約5万戸で続いている。
 死者の内訳は珠洲市99人(うち災害関連死6人)、輪島市98人(同3人)、穴水町20人、能登町7人(同5人)、七尾市5人など。安否不明者は輪島市18人、珠洲市4人。 

(ニュース提供元:時事通信社)