気象庁は29日、最大震度7の能登半島地震から4週間が経過したことを受け、今後2~3週間は最大震度5弱程度以上の地震に注意するよう呼び掛けた。海底で発生した場合は津波が起きる恐れもある。地震回数は減少傾向だが、依然活発であり、体に感じる震度1以上の回数は29日時点の累計で1540回を超えた。
 1日午後に最大震度7の地震が起きた当初に比べ、同5強程度以上の地震の発生確率は10分の1、同5弱程度以上の発生確率は6分の1に低下した。しかし、平常時と比べると、それぞれ60倍、50倍も高いという。
 1964年の新潟地震や83年の日本海中部地震、93年の北海道南西沖地震では、最大規模の地震から約1カ月後に大きめの地震が起きている。
 石川県の週間天気予報によると、おおむね曇りの日が続くが、2月1日と2日は一時的に雨か雪が降ると予想される。 

(ニュース提供元:時事通信社)