2024/01/30
防災・危機管理ニュース
東北、上越、北陸各新幹線が架線トラブルによる停電で長時間運休した問題で、JR東日本は30日、破損した架線の張力調整装置の緊急点検を行った結果、同社管内にある約490カ所のうち約250カ所で交換目安となる30年を超えて使われていたと明らかにした。ひび割れなどの異常はなかった。同社は装置の補強や切り替えなどの対策を行う。
同社は停電から1週間たった30日、初めて記者会見を開催。池田裕彦常務らが「多くのお客さまに多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と頭を下げた。
停電は23日午前、上野―大宮間の上り線で発生。JR東によると、現場付近では架線の張力調整装置のうち、1トン超の重り部分を支える鉄製の棒が破断しており、張力を失った架線が垂れ下がっていた。
破損した装置は新幹線が上野まで延伸した1985年から38年間使われていた。昨年6月と10月の検査では異常は見つからなかった。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/10/22
-
-
-
-
-
-
なぜコンプライアンスの方向性はズレてしまったのか?
企業の不正・不祥事が発覚するたび「コンプライアンスが機能していない」といわれますが、コンプライアンス自体が弱まっているわけではなく、むしろ「うっとうしい」「窮屈だ」と、その圧力は強まっているようです。このギャップはなぜなのか。ネットコミュニケーションなどから現代社会の問題を研究する成蹊大学文学部の伊藤昌亮教授とともに考えました。
2024/10/10
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方