【ニューヨーク時事】離陸後に壁の一部が吹き飛ぶ事故が起きた米アラスカ航空の航空機大手ボーイング製の機体について、米運輸安全委員会(NTSB)は6日、ボルトの欠落が原因とする予備調査の報告書を公表した。ボーイングから航空会社に納入される前に、吹き飛んだ部分が適切に固定されていなかった。
 米西部オレゴン州の上空で1月に発生した737MAX9型機の事故では、使用しない非常口をふさぐための「ドアプラグ」と呼ばれるパーツが飛ばされた。報告書によると、事故機にはこのパーツの固定に必要な4本のボルトが取り付けられていなかった。 

(ニュース提供元:時事通信社)