【北京時事】中国外務省は21日、フランスを訪れた王毅共産党政治局員兼外相が20日、マクロン大統領と会談したと発表した。これに先立ち、王氏はスペインを訪問し、サンチェス首相らとも会談。欧州との関係強化を図った。
 王氏はマクロン氏に「中仏協力は両国国民に重要な利益をもたらした」と指摘。欧州との間で中国製電気自動車(EV)などを巡る貿易摩擦が続く中、仏政府が中国企業に「公平・公正なビジネス環境」を提供するよう求めた。マクロン氏は両国の「戦略的連携」強化に意欲を示し、台湾を中国の一部とする中国政府の立場に異を唱えない「一つの中国」政策の堅持を約束したという。 

(ニュース提供元:時事通信社)