UACJ(東京都港区)は、9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2026」に出展し、防災・減災関連のアルミボトル缶備蓄水や止水板、アルミ製の可変型空間、食品急冷用のアルミ製品など4製品を中心に展示した。同社は2021年に社内ベンチャー制度「UACJ Innovators」を創設し、アルミニウムの特性を生かした新製品の開発を進めている。今回展示した4製品も、社内公募による事業アイデアをもとに事業化した製品群だ。

ブース入口には、水害対策製品の「水用心」を展示した。アルミニウム製の軽量な止水板で、シンプルな差し込み式を採用している。トラック荷台のあおり部分に使用されるアルミパネルの製造技術を応用して開発され、2022年から本格販売を開始している。

展示したアルミボトル缶備蓄水を説明する田中信二社長

水用心は、パネル内部に水が入り込むことで水の重みが加わり、下部の止水ゴムを圧縮して止水性能を高める仕組みが特徴。店舗や住宅などで導入が進んでいる。取材に応じた田中信二代表取締役社長は、「法人、個人を問わず多くの引き合いをいただいている。今後もアルミニウムの特性を生かした防災製品の開発を進めていきたい」と話した。