2023/05/12
防災・危機管理ニュース
政府の地震調査委員会の定例会合が12日開かれ、11日に起きた千葉県南部の最大震度5強(マグニチュード=M5.2)の地震は、関東の陸側プレートの下に沈み込むフィリピン海プレートの内部で発生したと報告された。近くでは、1987年に当時の震度5でM6.7の地震がフィリピン海プレート内部で起きている。
平田直委員長(東京大名誉教授)は記者会見で、「昨日の地震が起きたから首都直下地震が起きるとは思っていないが、改めてM7程度の地震が起きる可能性が高いと思って備えてほしい」と話した。
87年の地震では死者2人、負傷者161人の被害が出たほか、多数の住宅が全半壊した。フィリピン海プレートは相模トラフから関東の陸側プレートの下に沈み込み、そのさらに下では太平洋プレートが日本海溝から沈み込んでいる。
地震調査委は、相模トラフ沿いでのプレートの沈み込みに伴い、M7程度の地震が今後30年以内に起きる確率は70%との長期評価を公表している。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
家庭の防災は企業BCPとつながっている
昨今は社員の自主防災力向上に努めている企業も多いでしょう。この時期は災害時のルール周知に余念がないと思いますが、ポイントとして提案したいのが、家庭の防災と企業BCP のつながりをしっかり伝えること。「家庭と会社は別」と考えがちですが、家庭の防災力を上げないと企業の事業継続力も上がりません。メッセージを出すよいタイミングです。
2024/05/02
-
-
企業不正の実態と不正防止対策
本勉強会では、企業不正の実態と不正防止対策について解説していただきました。2024年4月23日開催。
2024/05/01
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方