【サンパウロ時事】アルゼンチン中央銀行は15日、主要政策金利を6%引き上げ、97%にすると発表した。年間の物価上昇率が3カ月連続で100%を超えて約30年ぶりの高水準となっており、通貨ペソも下落。大幅な利上げを通じてインフレを抑え、経済の安定化を図る。
 利上げ決定は4月27日以来で今年4回目。年初からの利上げ幅は22%に達した。中銀は声明で「金融の不安定さが、インフレ見通しを左右する要因として機能しないようにする」狙いがあると説明した。 

(ニュース提供元:時事通信社)