【ニューヨーク時事】国連は16日、グテレス事務総長が先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に出席すると発表した。グテレス氏は「(サミットでは)核軍縮を再活性化する必要性を強く主張しなければならない」と述べ、議長国・日本が目指す「核兵器のない世界」実現に向けた機運醸成に期待を寄せた。
 グテレス氏は発表に先立ち、ニューヨークの国連本部で日本メディアのインタビューに応じた。ウクライナに侵攻するロシアが核兵器使用を示唆するなど、核の脅威が高まる中、「核保有国がいかなる状況でも核兵器を使わないと確認する時だ」と指摘。日本は唯一の戦争被爆国として、この議論を推進する「道徳的権威がある」と語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)