火災や自然災害による家屋の損害などを補償する火災保険の保険料が、2024年度にも1割超引き上げられる見通しであることが19日、分かった。台風など自然災害の多発により、損害保険各社の保険金支払いが増加しているため。引き上げられれば、22年度以来2年ぶりとなる。
 損保各社が加盟する損害保険料率算出機構が、近く保険料の基準となる「参考純率」を全国平均で12%程度引き上げる方向。引き上げ幅は過去最大で、6月にも金融庁に届け出る。損保各社はこの参考純率を基に人件費などの経費を考慮し、契約者が支払う保険料に反映させる。 

(ニュース提供元:時事通信社)