気象庁は29日、九州北部と四国、中国、近畿、東海が梅雨入りしたとみられると発表した。平年に比べ、九州北部は6日、四国は7日、中国と近畿、東海は8日早い。昨年に比べると、九州北部と四国、中国は13日、近畿と東海は16日早かった。
 梅雨前線は山陰沖から北陸、東北南部に延び、東北南部と東・西日本で雨が降った。前線は次第に南下する見込み。
 同庁は近畿や中国、四国の瀬戸内海側では30日にかけて大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水、低地の浸水に注意するよう呼び掛けた。
 30日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、近畿と中国100~120ミリ、四国の瀬戸内海側120ミリ。 
〔写真説明〕雨の中、傘を差して大阪・道頓堀を歩く人たち。気象庁は九州北部と四国、中国、近畿、東海が梅雨入りしたとみられると発表した=29日午後、大阪市中央区

(ニュース提供元:時事通信社)