気象庁は８日、関東甲信が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より１日、昨年より２日遅い。梅雨前線と前線上の低気圧の影響で、西日本と東海、関東甲信では９日にかけて大雨になる所があるとみられ、同庁は土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に警戒するよう呼び掛けた。
　２～３日に雨量が多かった地域では、土砂災害が起きやすくなっている恐れがある。
　９日午前６時までの２４時間予想雨量は多い所で、九州南部と四国２００ミリ、近畿１８０ミリ、九州北部と東海１５０ミリ、奄美と関東甲信１２０ミリ。その後、１０日午前６時までの同雨量は、九州南部と奄美１００～１５０ミリ、東海と関東甲信５０～１００ミリ。
　一方、台風３号は８日午前９時、フィリピンの東海上を時速１５キロで西北西へ進んだ。１３日午前には関東から南へ離れた海上を北東へ進むと予想される。中心気圧は９９２ヘクトパスカル、最大風速２５メートル。東側４４０キロ以内と西側３３０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。　

（ニュース提供元：時事通信社）