【ニューデリー時事】アフガニスタンで、イスラム主義組織タリバンが政権を奪取した２０２１年８月１５日から今年５月３０日までの間、爆弾テロなどに巻き込まれ死傷した民間人は３７７４人に上った。国連アフガン支援団（ＵＮＡＭＡ）が２７日公表した報告書で明らかした。
　政権奪取前と比べ民間人の死傷者数は減っているという。タリバンと旧政府軍との戦闘がほぼ終結したためとみられる。
　３７７４人のうち、死者は１０９５人、負傷者は２６７９人。死傷者の約４分の３は礼拝所や学校といった公共の場で爆破装置による無差別テロに巻き込まれた。大半は、過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）系武装勢力による犯行という。　

（ニュース提供元：時事通信社）