政府の個人情報保護委員会は29日、関西電力社員らが競合する新電力会社の顧客情報を不正に取得していた問題で、電力大手6社などを行政指導した。6社は関電のほか、東北電力、中部電力ミライズ、中国電力、四国電力、九州電力。同委によると、不適正な個人情報取得に関する行政指導は初めて。
 同委は大手各社が子会社保有の顧客情報を入手したことを「不適法で、社会通念上適正とは認められない」と指摘。「(個人情報の)偽りその他不正の手段による取得」と認定し、法令に基づく適切な取り扱いを求めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)