【ニューヨーク時事】米メディアによると、東部ペンシルベニア州など3州で独立記念日前夜の3日に銃乱射事件が相次ぎ、少なくとも計9人が死亡、14人が負傷した。バイデン大統領は4日の声明で、「地域社会を引き裂く銃による暴力のまん延に対応するため、一層やるべきことがある」と指摘し、銃規制強化の必要性を訴えた。
 ペンシルベニア州フィラデルフィアでは3日夜、防弾チョッキを着用した男が車や歩行者に無差別に発砲し、15~59歳の男性5人が死亡、2歳の男児と13歳の少年の計2人が負傷した。警察が逮捕した容疑者の男(40)は半自動小銃と拳銃を所持していたという。
 南部テキサス州フォートワースでも3日夜、独立記念日を祝うイベント後に駐車場で銃撃が発生。3人が死亡、8人が負傷した。容疑者の特定には至っていない。中西部インディアナ州インディアナポリスでは3日夜、イベントに参加していたとされる16歳の少女が射殺され、4人がけがをした。 
〔写真説明〕3日、銃乱射事件が起きた米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの現場(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)