【シリコンバレー時事】欧州連合(EU)欧州委員会は10日、米国とEU間の個人情報の移転に関する新たな枠組みを承認した。米国が欧州と同等のプライバシー保護水準を満たしたと認定。米巨大IT企業は追加コストをかけることなく、米国本土でEU域内のデータを活用してデジタル広告などを手掛けられるようになる。枠組みは即時発効する。
 米EU間のデータ移転を巡っては、EUの最高裁が2020年、米企業によるデータ移転を認める従来のルールを無効と判断。SNS最大手の米メタや検索最大手のグーグルは、各自でEUのひな型に沿った契約を結ぶことを強いられていた。 

(ニュース提供元:時事通信社)