九州北部や中国、北陸、東北では12日、梅雨前線などの影響で雨が降り、九州北部では激しい雨となった。気象庁はこれまでの大雨で土砂災害が起きやすくなっている恐れがあるとして、警戒するよう呼び掛けた。
 佐賀県鳥栖市では午前10時ごろまでの1時間に46.5ミリ、福岡県大牟田市では午前11時すぎまでの1時間に43.5ミリの激しい雨が降った。福岡、大分各県の一部には土砂災害警戒情報が出され、福岡県久留米市では5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が発令された。
 梅雨前線は朝鮮半島南部から北陸沖、東北地方へ延びており、前線に向かって暖かく湿った空気が太平洋高気圧の縁を回るように流れ込んでいるという。
 九州北部の13日正午までの24時間予想雨量は、多い所で60~100ミリ。その後、14日正午までの同雨量は50~100ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)