2023/07/13
防災・危機管理ニュース
東海や近畿、中国地方の日本海側では13日午前、梅雨前線の影響で大雨になる所があった。12日夜には石川、富山両県で発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生して大雨になっており、気象庁は北陸を含め、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。
富山県警によると、南砺市砂子谷では13日未明、土砂崩れの現場で避難を呼び掛けていた市議会議員赤池伸彦さん(65)が行方不明になった。土砂に巻き込まれた可能性があるとみて、県警などが捜索を進めている。
石川県かほく市では12日午後10時45分までの1時間に85.5ミリの猛烈な雨が降り、鳥取市(青谷)では13日午前7時10分すぎまでの1時間に72ミリの非常に激しい雨が降った。いずれも地点ごとの観測史上最多記録を更新した。13日朝には富山、福井、岐阜、滋賀、鳥取各県の一部に土砂災害警戒情報が出された。
前線は13日は山陰沖から北陸、関東に延び、上空には寒気が入って大気の状態が不安定となる。東・西日本では激しい雨のほか、突風や落雷、ひょうに注意が必要。前線は西側では北上するが、東側は16日ごろにかけて東北などに停滞するとみられ、北陸は15日まで、東北は15~16日ごろに大雨の恐れがある。
14日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、中国180ミリ、北陸150ミリ、東海120ミリ、近畿と九州北部100ミリ、関東甲信80ミリ。その後、15日午前6時までの同雨量は関東甲信と北陸50~100ミリ。
(ニュース提供元:時事通信社)
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